バルセロナでの最終合同テスト3日目にトップタイムをマークしたザウバーのセルジオ・ペレスは、開幕戦優勝を考えるのは現実的ではないが、これからマシンも自分ももっとパフォーマンスが向上すると述べた。
ルーキーのペレスは10日午前中に、この冬のバルセロナでの総合トップタイムをマーク、レッドブルやフェラーリを抑えてタイムシートのトップに立った。
このパフォーマンスによってファンの期待が高まるのでは、と聞かれたペレスは、こう答えた。
「そうだね。ファンは僕が(開幕戦の)メルボルンで勝つと思っている。でも僕らは現実的にならなければ。勝つのは無理だろう」
「僕らはメルボルンに向けてできる限り多くの作業をし、マシンを開発していき、開幕戦で何が起こるかを見るだけだ」
「もちろんいつだって向上は可能だ。僕に関してもマシンに関してもね。どれぐらいやれるかは分からないけれど、間違いなくもっとよくすることができる」
ライバルたちと比較した位置関係については、ペレスは実際にレースをしてみないと分からないと答えた。
「分からないよ。僕らは自分たちの作業に集中しているだけだ。皆が違うプログラムを行っているから、メルボルンに行くまでは自分たちのポジションは分からないだろう」