トヨタのティモ・グロックとヤルノ・トゥルーリのマシンにレギュレーション違反があったとスチュワードが判断、ふたりの予選タイムは除外され、オーストラリアGPを最後尾からスタートすることになった。

 グロックは予選6位、トゥルーリは8位を獲得したが、予選後の車検において、FIAは2台のTF109のリヤウイングに“極度なフレキシビリティー”があると判断、これはF1テクニカルレギュレーションに違反するとして、ふたりの予選タイムはリザルトから除外された。

 FIAが発表した声明は以下のとおり。
「スチュワードは技術代表団より、No.9と10のマシンのアッパーリヤウイングのエレメントが、2009年F1テクニカルレギュレーション第3.15条に違反する形で極度なフレキシビリティーを示しているという報告を受けた」
「スチュワードはパナソニック・トヨタ・レーシングの代表者から説明を受け、問題のマシンの検査を行った」
「スチュワードは、技術代表団の意見に同意し、同マシンが2009年F1テクニカルレギュレーション第3.15条の要件に違反していると判断する」
「ナンバー9および10は予選セッションの公式結果から除外するというのが、スチュワードの決定である」

 この決定に対し、トヨタは控訴しないということだ。日曜の決勝では、ギヤボックスの交換で20番グリッドとなっていたルイス・ハミルトンが18番グリッドに繰り上がり、2台のトヨタが最後列に並ぶことになる。

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