トロロッソは4日、2013年シーズンを戦うニューマシン『STR8』を正式発表した。

　2012年はドライバーラインナップを一新し、ダニエル・リカルドとジャン−エリック・ベルニュという新しいコンビで挑んだものの、前年を下回るランキング9位と不本意なシーズンを過ごしたトロロッソ。

　巻き返しを狙う今季は、昨シーズン途中に加入した元ザウバーのジェイムズ・キーをテクニカルディレクターに据え、将来のレッドブル昇格を狙う2年目のふたりとともに中団グループの上位、コンストラクターズ6位という目標を代表のフランツ・トストは掲げた。

　4日、ヘレス・サーキットで披露されたTDキーとルカ・フルバト作による初のマシン『STR8』は、昨年型の段差ノーズから脱却し、モノコックからほぼ真っ直ぐに延びるノーズ形状を手にした。
　フロントのサスペンションはプッシュロッド、リヤのエキゾーストはコアンダコンセプトが継承され、昨年トロロッソのアイデンティティともなったダブルフロア風のサイドポンツーンも見て取れる。

　なおトロロッソは、チームパートナーの「CESPA（セスパ）」、「NOVA Chemicals（ノバ・ケミカルズ）」との契約延長を発表。CESPAのロゴは今年もノーズとリヤウイングおよびリヤウイング翼端板、両ドライバーのレーシングスーツなどに掲げられる。