2012年F1第10戦ドイツGPの公式予選Q1は、ロータスのキミ・ライコネンがトップタイムを記録した。ザウバーの小林可夢偉は12番手でQ2に進んだ。
雨の心配もあった午後の予選は、スタート時刻の14時時点で晴れ間ものぞき、曇り空ながらなんとか雨は持ちこたえた。気温は17度、路面温度25度、湿度59%のドライコンディション。
セッションがスタートすると全車は雨を嫌ってすぐにコースインし、そのままタイムアタックに突入。コース上は24台のマシンで若干トラフィック状態となった。そのなか、上位勢の多くはミディアムタイヤを装着、ザウバーの可夢偉もミディアムを履いてトップ10に進出する。
しかし、セッションの折り返しを前に弱い雨が落ち始めると、各車のタイムアタックは一時中断となり、マシンは一旦ガレージへと戻ることになった。この時点のトップには、マクラーレンのハミルトンがつけ、可夢偉が2番手、ジェンソン・バトンが3番手につけている。
雨の弱まった終盤はソフトタイヤでのアタックとなり、ロータスのライコネンがトップに浮上。2番手にザウバーのセルジオ・ペレス、3番手ニコ・ロズベルグと変わった。一方、メルセデスのもう一台、ミハエル・シューマッハーは終盤もミディアムタイヤで走行を続け、ノックアウトゾーンの18番手まで落ちてしまう。シューマッハーは最後のラップでなんとかトロロッソのタイムを100分の5秒上回り地元ファンの前でQ1敗退だけは免れた。