2012年にアリーナ・モータースポーツのフォード・フォーカスを駆りWTCCにデビューしたジェームス・ナッシュが、2013年はバンブー・エンジニアリングに移籍することになった。
これはバンブーが5日アナウンスしたもので、ナッシュは来季最新スペックのシボレー・クルーズを駆りWTCCに参戦することになる。WTCCではシボレーが今季限りでワークス活動を停止するため、ナッシュとバンブー・エンジニアリングのチーム代表を務めるリチャード・コールマンは、シボレーの撤退によりチャンピオンシップのチャンスが出てくるだろうと語っている。
「バンブー・エンジニアリングとサインできて本当に嬉しいよ。シボレーは強力なプラットフォームで、僕の本当のポテンシャルを示すことができるチャンスが来たと思う」と2011年にBTCCに参戦、今季はWTCCに活動の場を移していたナッシュは語る。
「リチャード率いるバンブー・エンジニアリングはすごく手堅い仕事をするからね。僕たちは来季、ドライバーチャンピオンシップにも挑戦していきたい」
「僕にとって、2013年に向けて早めにサインすることはとても重要なことだったんだ。今年、WTCCですごくいい経験を積むことができた。そして今、来季に向けて冷静にドライビングを見直すことができるんだからね」
また、コールマンも「これまで何年かの間、WTCCに挑戦してきて、今回ナッシュを我々のマシンに乗せることになった。彼はWTCCでの経験を経て、2013年は大きくステップアップしてくれるだろう」と期待を寄せた。
バンブー・エンジニアリングは今季、2台体制でWTCCに参戦し、ナッシュ同様BTCCでの経験をもつアレックス・マクドウェルを起用。2台目はパスカーレ・ディ・サバティーノ、ミカエル・ニキェール、ダリル・オーヤンらが交代でドライブしていた。