2015年F1第11戦ベルギーGPの金曜フリー走行2回目は、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグがトップタイムをマークした。

 午後2時(現地時間)からのフリー走行2回目は、朝の1回目に続きドライコンディションで行われたが、セッション後半のロングランでは2度も赤旗が続くなど、各チームのプログラムは大きな影響を受けることになった。

 まず最初に赤旗の原因を作ったのはメルセデスのニコ・ロズベルグ。FP1をトップで終えていたロズベルグは、FP2序盤のミディアムタイヤでもトップにつけると、開始30分過ぎから多くがソフトタイヤに切り替えるなかでも1分49秒385というトップタイムマーク、上々の滑り出しをみせた。

 しかし、後半のロングランに移ると、連続周回の6周目にセクター3のストレートで突如、右リヤタイヤがバースト。コントロールを失ったロズベルグは、なんとかその先のエスケープゾーンで無事にマシンを止めたが、わずか5周のロングランでこの日の走行を打ち切ることに。その後のリプレイ映像では、すでにケメルストレートのあたりからタイヤの繊維が飛び出ていたことが分かっている。

 その後セッションは、残り15分というタイミングで再開したが、今度はザウバーのマーカス・エリクソンが2度目の赤旗を出してしまった。再スタートから4分後、エリクソンは10コーナーでわずかに膨らむと、グリップを失ってバランスを崩し勢い良くウォールにクラッシュ。フロント、リヤともに大きなダメージを負ってしまい、セッションも再び中断となってしまった。

 結局、セッションは残り5分で再び再開されたが、各車はまともなタイム計測も出来ず、そのままチェッカー。午前中にパストール・マルドナドがクラッシュしたロータスは、チェッカーのタイミングで今度はロマン・グロージャンもマシントラブルでストップ、コース上で走行を終えている。

 なお、FP2のトップはミディアムタイヤでトップだったロズベルグで、2番手がルイス・ハミルトン。3、4番手にダニエル・リカルドとダニール・クビアトのレッドブル勢が続き、フェラーリのキミ・ライコネンが朝の1回目と同じ5番手につけた。

 マクラーレン・ホンダは、16周を走ったジェンソン・バトンが17番手。14周を重ねたフェルナンド・アロンソはソフトタイヤで計測ラップをまとめられず、18番手で初日を終えている。

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