ニック・ハイドフェルドは、自分をレースドライバーの座から退かせたルノーF1チームに対して訴訟を起こしたことを明らかにした。シンガポールGPの前に裁定が下る見込みだということだ。

 ルノーはベルギーGPでハイドフェルドの代わりにリザーブドライバーのブルーノ・セナを走らせることを発表した。チームは今季末までセナかロメイン・グロージャンを走らせたい意向でいるようだが、ハイドフェルドはこれは契約違反であると述べている。

「3週間ぐらいのうちに大きなヒアリングが行われ、そこで裁定が下る」とハイドフェルドがロイターに対してコメントした。
「僕は有効な契約を持っているのだし、走りたい。それが僕の主張だ」

 スパに現れたハイドフェルドは、契約において自分はチームに“メインドライバー”としての立場を与えられていると主張した。
「チームとの間でメインドライバーとしての契約を結んでいる。だから今もここに来ている」

 セナは木曜、ベルギーとイタリアの2戦に出場するとコメントした。訴訟の結果が出るのはその後になり、ハイドフェルドの主張が認められれば彼はシンガポールに出場することが可能になる。

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