マクラーレンの新車発表において、ルイス・ハミルトンがエイドリアン・スーティルの発言について質問を受けた際、チームはハミルトンがコメントをするのを妨げたといわれている。
ハミルトンとスーティルはF3時代のチームメイトで、親しいことで知られていた。ふたりは昨年中国GP決勝後、ナイトクラブに行き、そこでスーティルがロータスのオーナーであるジニー・キャピタルのCEOエリック・ルクスに傷を負わせるという事件が起きた。
今週、ミュンヘンの裁判所においてこの件に関する法廷審問が行われ、その結果スーティルに対し執行猶予18カ月と20万ユーロの罰金という判決が下された。
裁判所は、事件が起こった際にスーティルの隣に座っていたとされるハミルトンに対し証人として出頭することを求めたものの、マクラーレンの新車発表会を目前に控えるハミルトンは、当日はチームの業務があるとして出頭しなかった。ハミルトンは、自分には事件の詳細は分からないという書面を提出したとBild紙が報じている。
審問の後、スーティルは次のように発言したとBild紙は伝えている。
「ルイスは臆病者だ。ああいうやつとは友達でいたくない。僕に言わせれば彼は男じゃない。彼の父親でさえ僕にメールをくれて、うまくいくよう願っているといってくれた。でもルイスからは全く連絡がなかった。彼は電話番号まで変えた。だから僕からは連絡が取れなかった」
1日に行われたマクラーレンMP4-27の発表会の後、ロイターの記者がハミルトンにスーティルのコメントについて質問をしたという。
するとマクラーレンのスポークスマンがハミルトンが発言するのを止めたということだ。
「ルイスにはその話をさせないよう言われています。(判決に対して)上訴が行われるかもしれないからです」とスポークスマンは述べたということだ。
「それでは次の質問をお願いします」
ハミルトンはその記者に対し、「彼の言うとおりにするよ」とだけコメントして微笑んだという。
