メルセデスのルイス・ハミルトンは、2週間前のオーストラリアGPをリタイアする原因となった1基目のパワーユニットをマレーシアの金曜フリー走行で再び使用することを明らかにした。

 オーストラリアでは雨の予選を制し今季最初のポールシッターに輝いたハミルトンだったが、彼のパワーユニットは肝心の決勝レースでV6ターボエンジンが1気筒だけ作動しないトラブルに襲われ、わずか2周でリタイアする羽目となった。

 今年のレギュレーションでは、ひとりのドライバーがシーズン中に使えるユニットは5基に制限され、パワーユニットを構成する6つのエレメントのいずれかが6つ目に突入した時点でグリッド降格ペナルティの対象となる。そのため、シーズン初戦で貴重なユニットをひとつ失うことは、2度目のタイトルを目指すハミルトンにとって非常に大きなダメージとなってしまう。

 しかしメルセデスは、問題のエンジンに関してトラブルの原因を解決したとし、初日のフリー走行で再びハミルトンのマシンに搭載することを明らかにした。

 ただ、これでハミルトンの不安が完全に払拭されたわけではない。彼は、修復されたエンジンで週末を走りきれるかは分からないと語っており、マレーシアの暑いコンディションも信頼性を試す真のテストになるとコメント。マクラーレンをはじめとするライバル勢のパフォーマンス向上にも一層の警戒感を強めている。

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