ヨーロッパGPでのルイス・ハミルトンに対するペナルティについて、フェルナンド・アロンソが、規則を破った方が得をするのはおかしいとしてスチュワードを批判したが、これにハミルトンが反応し、アロンソは負け惜しみを言っているだけだと嘲笑的な発言を行った。
ヨーロッパGPでハミルトンはセーフティカーをオーバーテイクするという規則違反を犯したが、ペナルティが決定するまでに時間がかかり、その間に彼は後方に大きなギャップを築くことができたため、ドライブスルーペナルティを受けても順位をひとつも落とさずに済んだ。一方規則に従ってセーフティカーの後ろで低速走行したアロンソとフェラーリの僚友フェリペ・マッサは、大幅にタイムを失い、後方に順位を落とした。レース直後、怒りに燃えたアロンソは、規則を守った方が損をするのは間違っているとしてスチュワードの対応を批判、後に冷静になってから、批判を撤回している。
タイトルを争っているハミルトンとアロンソだが、ヨーロッパGPで2位に入ったハミルトンはアロンソに対するリードを29ポイントに拡大した。
ハミルトンは、アロンソは単に負け惜しみを言っているだけだと発言した上で、さらにアロンソの傷口に塩を擦り込むように、アロンソが最終ラップの前の周にソフトのフレッシュタイヤを履いた小林可夢偉を押さえきれなかったことを嘲笑った。
「僕が彼のレースにそんなに影響を与えた? 理解できないよ」とハミルトンが述べたとロイターが発言している。
「誰にでも自分の意見を言う権利がある。彼は自分のリザルトにがっかりしただけなんだ。僕は彼に対して何もしてないけどね」
「スクリーンで彼がザウバーに抜かれるのを見たよ。彼は完全にどうかしちゃってたんだね。ザウバーに抜かれるなんて全然彼らしくないよ」
