マクラーレンのルイス・ハミルトンは、トルコGP終盤にチームメイトのジェンソン・バトンに一時オーバーテイクされたのは、チームとの“コミュニケーション・ミス”があったからだと語った。

 レッドブル勢の同士討ちによって今季初優勝を挙げたハミルトンは、レース終盤、一時はバトンに抜かれ、リードを手放した。すぐに抜き返し、トップでチェッカーを受けたハミルトンは、レース後、バトンに追いつかれてしまったのは、チームから指示されたターゲットタイムが少し遅かったからだと説明した。

「楽にトップを走り、タイヤに気をつかっていた。でもチームとの間に少しコミュニケーション不足があった」とハミルトン。
「燃料をセーブするように言われた。でも、どれだけセーブしなければならないのかは分からない。チームがターゲットタイムを教えてくれたので、それに従った。でもそのターゲットタイムが少し遅すぎた。ターゲットを守ってペースを落として走っていたら、突然ジェンソンがすぐ後ろに現れた。僕にはどうしようもなかった」
「彼はターン12の入り口でスリップを使い、アウト側をキープして抜いていった。でも幸い僕はコーナー出口でスリップを使うことができ、すごくフェアにターン1に入っていけた。すごいバトルだったね。ふたりともぎりぎりまで攻めたよ。アンダーステアが出たけれど、ラッキーなことに前に出ることができた」

 バトンにもチームから燃料セーブの指示は出ていた。
「ルイスとちょっとしたバトルをした」とバトンは言う。
「僕らはふたりとも燃料をセーブするように言われたけれど、どれぐらいセーブすればいいのかは分からない。ルイスに最後に抜かれた時、燃料をセーブし続けるようチームに言われた。スタートでかなりプッシュしたから、レース終盤に危なくなったんだろう」

 その指示はバトルせず順位をキープしろという意味だったのかと聞かれ、バトンは次のように答えている。
「どうかな。その4、5周前から燃料をセーブするよう言われていた。ラップタイムは提示されなかったよ」
「燃料をちょっとセーブしなければならないと言われただけだ。30周目ぐらいだったかな、かなり早い段階で言われたんだ。チームは、あれほど速いペースになるとは思っていなかったんだろう。でも実際にはけっこう速いペースになったので、燃料をセーブするよう指示したんだと思う」

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