2010年F1第9戦ヨーロッパGPの日曜決勝で、マクラーレンのルイス・ハミルトンは2位を獲得、セーフティカーをオーバーテイクする規則違反を犯し、ペナルティを受けたものの順位に影響はなかったことについて、全く不公平だとは思わないと語った。ジェンソン・バトンは3位だった。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン 決勝3位
1周目は素晴らしかった。すごく楽しかったよ! 10つのコーナーにわたってロバートと並んで走った。ふたりでターン8でマークの前に出た。ひとりはイン側から、ひとりはアウト側からね! ターン10までバトルは続いたが、そこで彼のアウトを回り込むことができなかった。狭すぎたんだ。セーフティカーが出動した時、僕はピット入り口にすごく近いところにいた。前もってチームから「このラップでセーフティカーが出るかもしれない」と警告を受けていた。だからピットに飛び込んだんだ。スピードを落としたりブレーキを踏む余裕はなかった。だから正直言って、どうしてスチュワードに呼び出されたのか全く分からない。その後、カムイの後ろを走ることになったけれど、彼はピットに入らなければならないと分かっていた。彼はそこそこのペースで走っていたから、早い段階でピットインすることはないと思った。でもここではオーバーテイクは無理だ。今日はかなりローダウンフォースで走っていたから、直線スピードはよかったけれど、コーナー立ち上がりが速くなくてストレートに向けて彼の後ろにぴったりつくことができなかった。でも彼がピットに入った後、残り3周か4周、プッシュして、マシンを楽しむことができた。その時にファステストラップをマークしたんだ。楽しかったよ。マシンのフィーリングはすごくよかった。もっと何周も楽しんで走れればよかったのにな。
ルイス・ハミルトン 決勝2位
ターン1入り口でセブ・ベッテルにすごく接近した。ギャップを詰め、ブレーキングを彼より遅らせて、コーナーにサイドバイサイドで入っていった。彼はスペースを残しておいてくれたけれど、僕らは接触し、そのせいでフロントウイングがダメージを負った。セーフティカーが出た時、チームはいい仕事をして、ノーズボックスとタイヤを換えてくれた。その後、ペースはかなりよくなって、セブをプッシュできたよ。でもマシンのタイム差がかなり接近していると、ここでは抜くのが無理なんだ。
セーフティカーが出動するときは、あらゆる情報を処理するのが難しい。耳元では音が鳴り、ダッシュボードではライトが点滅する。“セーフティカー1”ラインと“セーフティカー2”ラインの間に少し時間があり、その間は速く走っていいんだ。つまりいろいろとややこしいってこと。最後のセーフティカーラインを越えてプッシュし、セブとのギャップを縮めようとした。でも1コーナーを立ち上がったら、突然セーフティカーが出てくるのが見えたんだ。それでペースを落とし、ラインを越えた。だから大丈夫だと思った。チームにドライブスルーペナルティが出たと聞いて、必死にプッシュして時間を稼ぎ、後ろとのギャップを広げることができた。ペナルティを受けた時、60km/hで走るピットレーンはものすごく長い時間に思えたよ。でも2番手で戻れた。別に不公平だなんて思わない。これがレースなんだし、規則なんだ。皆それを受け入れなきゃ。
