ルイス・ハミルトンは、レッドブルへの移籍を考えているのではないかとの推測の中で、マクラーレンが戦えるマシンを用意してくれる限りは他チームへの移籍はないと述べた。
ハミルトンはカナダGPの土曜夜、レッドブルのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーの元を訪れ、個人的に話をした。これによって、ふたりは2012年末でハミルトンとマクラーレンの契約が切れた後の話をしていたのではないかとの推測が持ち上がっている。
ワトキンスグレンでのイベントで、スプリントカップで2度王者に輝いたトニー・スチュワートとマシンを交換し、NASCARのマシンを走らせたハミルトンは、メディアから、2012年の後、レッドブルへの移籍を考える可能性があるか、あるいはNASCARに転向する可能性があるかと聞かれ、次のように答えた。
「僕は子供のころからワールドチャンピオンになりたいと思っていた。まだ(F1で)目標をすべて達成してはいない。だから自分がずっと望んできたことを成し遂げるまでは、できる限りF1で走る」
「どこで走るかという問題についてだけど、僕はマクラーレンの一員であることはとてもラッキーだと思っているんだ。素晴らしい歴史を持つベストチームのひとつだし、今のマシンには優勝する力がある。週末にチームメイトが証明したようにね」
「僕らは今年(レッドブル以外で)唯一優勝したチームだ。一番競争力が高いマシンがあるときに他に動こうと思う理由はない」
「いい仕事ができる力のあるマシンがある限りは、チームを離れる理由はないよ」
ハミルトンは、ホーナーと会っていたことは否定しなかったものの、ホーナーは昔からの知り合いであり、他のすべてのチームのボスをよく知っているため、週末の間には誰とでも話をするのだと説明した。