ルイス・ハミルトンがマクラーレンよりメルセデスの方がドライバーに走りに集中できる環境を与えてくれると語ったことに、ジェンソン・バトンが反論した。

 今年マクラーレンからメルセデスに移籍したハミルトンは、マクラーレンではドライバーに課せられるスポンサーのための仕事が多すぎたと示唆し、メルセデスの方がドライバーをレースに集中させてくれると語った。

「ここ(メルセデス)でもスポンサー関係のイベントや撮影はあるから、ビジネスに関するやり方には大きな違いはない」と、マクラーレンとメルセデスの違いを聞かれたハミルトンはコメントした。
「でもドライバーに重点を置き、ドライバーのパフォーマンス、ドライバーが仕事への準備をうまく整えることを重視するという意味では、ここの方がかなりいい環境だと気付いている」
「彼らは僕が肉体的にも精神的にもベストな状態を整えることを望み、あらゆる対処をするためにやれることをすべてやろうとしている」

 バトンはハミルトンのこの発言に「驚いた」と言い、マクラーレンでは確かにスポンサー関係の仕事が非常に多いが、自由な雰囲気にあふれた素晴らしいチームであると語った。

「このチームにはとても大きな自由がある」とバトン。
「(確かに)このチームではスポンサー関係などの仕事量は他のチームよりも多いと思う」
「大手メーカーではないF1チームなのだから、マクラーレンのようなチームがF1で活動を続けるにはビッグスポンサーが必要だ。それを理解しなければならない」
「このチームに入った当初は本当に驚いた。ブラウンでタイトルを取った後、1年に6回スポンサーイベントがあった。このチームに入るとかなり忙しくなった」
「でも人は理解し、適応する。それもこの仕事の一部であり、成功を収めるために必要なことなんだ」

「このチームでは、とてもいい形でドライバーがマシン開発に関与できる。大きな自由が認められており、必要なら大きなサポートが得られる。どんな問題を抱えていても、ここでは助けてもらえるんだ」とバトンは言う。

「このチームのやり方についていろいろなうわさを聞き、たくさんの記事を読んだが、事実とは全く異なっている。まるで違うんだ」
「とてもオープンでフレンドリーなチームだ。どんな問題を抱えていたとしても助けてくれる」

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