FIAは、中国GP決勝で審議対象となっていたルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテル双方を戒告という処分にとどめた。
今回の問題は、5周目の終わりに同時ピットインを行ったハミルトンとベッテルがピットロードで先を争い、ハミルトンがイン側からやや強引なかたちでベッテルを追い越した。その後、今度は双方のドライバーがピットレーンへ復帰する際に並びかけ、あわや接触寸前という状態になると、ふたりはそのまま狭いピットレーンを出口まで並行した状態で走行していった。
このふたりの行動に対しスチュワードはレース終了後に審議することを決め、ドライバー本人とそれぞれのチームマネージャーも呼んで、ビデオ映像も交えて説明を求めた。
その結果、FIAは双方のドライバーが危険な走行を犯したとして、それぞれに戒告という処分を下すことを決定、通知した。
これにより決勝リザルトはハミルトンの2位が正式に確定、ベッテルも6位入賞でそれぞれがポイントを獲得。マクラーレンチームも2007年イタリアGP以来となる1-2フィニッシュを確定させた。
