ジェンソン・バトンは最近のフェラーリ移籍のうわさを否定、近々マクラーレンと契約の交渉を行うことを明かした。チームメイトのルイス・ハミルトンも残留をにおわせている。
最近、フェラーリがフェリペ・マッサの後任としてバトンを起用するのではないかとの推測がなされた。しかし彼はそのうわさについて「笑えるね。だって本当のことじゃないから」と述べたとF1SAが報じた。
「誰がこんなことを言い出したのか分からないけど、僕らでもないしフェラーリでもない。新聞のネタにすぎないんだろう」
バトンは、近々チームプリンシパルのマーティン・ウィットマーシュと契約の話をすることになるだろうと述べた。
「近いうちに(契約について)話し合わなければならない時期がくるだろう。いろいろなことがメディアで言われているからね。まだ話し合う予定ではなかったんだけど」
マクラーレンはバトンとの契約において2012年のオプションを有しており、これを行使するとともにその先の契約も結びたい考えだといわれている。
一方、チームメイトのハミルトンは、レッドブルの噂を利用してマクラーレンとの交渉を有利に運ぼうとしているのかと問われ、次のように答えた。
「もちろんチームと交渉する際にはポジティブな要素や長所を利用するものだけれど、それを狙った行動ではなかった」とハミルトンは23日、バレンシアで述べた。
彼はマクラーレンに残留する可能性が最も高いと示唆し、「(レッドブル)チームには行かない」とAuto Motor und Sportに対してコメントしている。
「今年の終わりまでには何かが決まり、先に行けるだろう。そうなるはずだし、そう願っている」