2014年F1マレーシアGPの土曜予選で、マクラーレンのジェンソン・バトンは10位を獲得した。
■マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン 予選=10位
Q3をインターミディエイトで行こうと決めたのは僕だ。この手の判断は大体自分自身で下す。うまくいくことが多いのだが、今日は判断を誤った。
フルウエットタイヤで最速タイムを出す力があるときには、インターを選ぶなどというギャンブルをする必要はない。でもトップ10の下の方で戦っている場合には、リスクを冒して結果を見てみる価値はある。
最終予選セッションがスタートするころには、インター向きのコンディションになっていきそうに思えた。そしたらまた雨が降った。
おかしなことに、自分が間違った判断をしたことにそれほどがっかりしていないんだ。もうひとつのタイヤを選んでいてもポジションはあとふたつほどしか上がらなかっただろう。僕らはそんなポジションを目指していたわけじゃない。だからギャンブルするだけの価値はあった。
明日がまたウエットになれば、誰にとっても難しいコンディションになる。どのマシンも去年よりダウンフォースが減っているから、このコンディションではタイヤにグリップが全くないんだ。
明日何が起こるのか、誰にも分からない。でもひとつだけ皆が知っているのは、雨が降れば難しいレースになるということだ。