フェラーリのホーム、モンツァでカーナンバー3のF60をドライブするのは一体誰なのか？ この問いに対し多くのドライバーの名がウワサに上がる中、当事者のフェラーリが“21人の候補”をリストアップした。

　代役出場2戦目となった今回のベルギーでも14位と冴えない結果しか残せなかったバドエルに対し、各方面からはスパで活躍を見せたジャンカルロ・フィジケラ（フォース・インディア）をトップに、多くのドライバーの名がモンツァのシート候補に上がっているとウワサが持ち上がっている。そんな中、バドエルは、フェラーリの聖地モンツァでのイタリアGPにフェラーリドライバーとして出場できるのであれば他には何も望まないと語っている。
「モンツァは、私がドライバー人生において多くの時間を費やしたトラックだ」とバドエル。「だからモンツァでは大きなステップを遂げることができると思っている。それについて具体的な話が行われている訳ではないが、自分は明日をそのつもりでいるよ。より多くのレースを経験することで、その分改善していけると確信している」

　こう切実に語るバドエルとは対照的にフェラーリは、モンツァで乗せる可能性のあるドライバー候補として皮肉も交えて候補者リストを作成したようだ。この中には2010年のドライバー候補として本命視されているフェルナンド・アロンソのほか、たびたび話題にも上るMotoGPライダーのバレンティーノ・ロッシといった名も含まれているようで、その数は21人にもおよんでいるという。