ルーベンス・バリチェロは、インディカー参戦契約を結ぶにあたり、息子たちの力を借りて妻シルバーナの許可を得たと認めた。シルバーナは夫がオーバルコースでレースをすることに反対していた。

 1日、今季F1シートを失ったバリチェロは、KVレーシングから2012年インディカーにフル参戦することを発表した。

 以前バリチェロは妻が反対しているためオーバルではレースをしないと述べていたが、今回の契約に先立ち、妻の許可を得たことを認めた。

「彼女は僕が今ハッピーだと知っている。それは僕の目を見れば分かるはずだ。彼女は僕のために喜んでくれているよ」とバリチェロはブラジルから報道陣に対してコメントした。
「面白かったよ。子供たちが大活躍でね。でも彼女は納得している」

 シルバーナからオーバルレースには出ないよう言われていたとバリチェロは明かした。
「以前、家族でオーバルのレースを見ていたら、クラッシュが起きたんだ。妻は僕の顔を見て『あなたはオーバルではレースをしないわよね?』と言った。僕はこう答えた。『しないよ。だってF1で25年走るつもりだからね』」

 しかし子供たちはバリチェロのインディカー転向を応援してくれたという。
「子供たちはパパがオーバルでレースをするのが見たいと言った。そこでみんなで策略を練った。面白かったよ。僕が作戦を指示し、子供たちがママのところに言ってこう聞いた。『パパにはオーバルでレースをしてほしくないって本当?』とね。そしたら彼女は『普通のサーキットでレースをしてくれた方がいいな』と答えた」
「それを聞いて(僕と子供たちの)3人は『やった! ママは禁止してるわけじゃないんだね!』と叫んだ。面白かったな」

 バリチェロはオーバルレーシングには以前から魅力を感じていたという。
「インディの話をするたび、どんな感じなのか知りたいと思っていた。あのスピードで走るとき、ドライバーは何を考えているのかなぁ、と思った」
「僕はたくさんの経験を積んでいるけれど、オーバルのマシンセッティングについては何も分からない」

 バリチェロは、テキサス・モータースピードウェイのテストでオーバルを初体験する見込みだと述べた。オーバルでの初レースはインディアナポリス500になる。

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