F1で最多の322戦の出場記録を誇り、2012年はIZODインディカー・シリーズに参戦していたルーベンス・バリチェロが、2013年は地元ブラジルのストックカーV8シリーズに参戦すると明らかにした。
1993年にジョーダンからF1デビュー、2011年までF1で戦い、2012年は親友トニー・カナーンとともにKVレーシング・テクノロジーからインディカーに転向したバリチェロ。今季も他のドライバー同様、インディカー・シリーズ終了後ストックカー・ブラジルにスポット参戦していた。
来季フルタイム・スポーツからプジョーをドライブすることになるバリチェロは、「20年以上に渡ってブラジルのレーシングシーンを代表して戦ってきたけど、そろそろホームに帰る時が来た」と語る。
「母国でレースを戦うのはきっと素晴らしい体験になるはずだ。より家族とも親密に過ごすことができるしね。来季に向けてすごく熱意が湧いているよ」
バリチェロは来季に向けて、インディカー残留も考慮に入れつつ、シュミット-ハミルトンとも交渉を行っていたと言われているが、資金をまとめることができず、ブラジルレース界への復帰が濃厚と言われていた。
バリチェロが参戦するストックカー・ブラジルはブラジル国内でも人気のレースで、元F1ドライバーのアントニオ・ピッツォニアやリカルド・ゾンタ、ルチアーノ・ブルティらが参戦。また、インディカードライバーでもビトール・メイラなどが参戦している。バリチェロはエリオ・カストロネベスやカナーンとともにゲスト参戦しており、レースを盛り上げてきている。
ストックカー・ブラジルのレースの様子
Melhores momentos em Interlagos