昨年までウイリアムズF1チームに所属していたルーベンス・バリチェロが、今シーズン自分がウイリアムズで走っていたら、チームはもっと素晴らしいシーズンを送っていただろうと語った。

 バリチェロはウイリアムズ残留を希望していたが、チームはブルーノ・セナを選んだ。バリチェロはF1ドライバーとして最長のキャリアを昨年末で終えることになり、今季はインディカーに参戦している。

 彼は今もF1への復帰の可能性があると考えている。motorsport.comによるとバリチェロはドイツのAuto Motor und Sportのインタビューにおいて「今も戻る道はあると思う」と述べたということだ。
 バリチェロは今シーズンのF1を全セッション欠かさず見ており、細かいデータまでチェックしていると語っている。

 自分の代わりに起用されたセナについては悪感情はなく、自分がチームメイトとしてさまざまなことを教えたかったと、バリチェロは述べている。
「彼がハンガリーで7位を取れてすごくよかったと思っている。彼は素晴らしいレースをした」
「僕がチームメイトだったら、彼はもっと自分の力を引き出せたと思う。彼はまだ経験が浅いけれど、僕から学ぶことができた。細かいさまざまな問題を解決してくれる存在が彼には必要なんだ」

 昨年苦戦したウイリアムズだが、今季は大きく前進し、スペインGPではパストール・マルドナドが優勝を獲得した。
 ウイリアムズが今季よくなると予想していたか、と聞かれたバリチェロは「イエス。去年の問題について僕らは理解していたからね」と答えた。
「ルノーエンジンへの移行によって大きく進歩した。あのエンジンの大きな利点は、ドライバビリティのよさだ」

「自分があそこにいられないなんて悲しすぎるよ」とバリチェロ。
「誤解しないでほしい。僕は今ここで走れてハッピーだし、自分を被害者だとは思っていない」
「ウイリアムズにとって残念なだけだ。(僕が残っていたら)今年は素晴らしいシーズンを送っていたはずだからね。僕にとってだけじゃなく、チームにとってもいいシーズンになっただろう。ウイリアムズは僕を走らせることでメリットを得られたはずだ」
「セナやボッタス、マルドナドにとっての先生役として、いいチームメイトになったと思う。僕がいれば彼らは今よりずっとうまくやれていただろう」
「マルドナドを見てみるといい。彼は今年より去年の方がアクシデントの数は少なかった。パストールはものすごく速い。だが僕がそばについていれば、もっとうまくコントロールしたレースができるだろう」

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