フェラーリの元スポーティングディレクター、ルカ・バルディセッリが跳ね馬を離れ、新たにウイリアムズの開発ドライバーに就いたランス・ストロールの指導に専念することになった。

 バルディセッリはマラネロでミハエル・シューマッハーのレースエンジニアを務めた経歴を持ち、最近ではスクーデリアの若手育成プログラム、フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)を指揮していた。ストロールもカート時代の11歳から同プログラムに参加している。

 そのFDAはこの冬からマッシモ・リボラに引き継がれることになり、17歳になったストロールも開発ドライバーとしてウイリアムズへ移ることが決まっている。
 バルディセッリはウイリアムズとともにストロールを監督する立場となり、プレマパワーから引き続き参戦予定のF3ヨーロッパ選手権にも関わっていくことになるという。

「ルカはウイリアムズと密接な関係になり、特にプレマでは僕らみんなが素晴らしい仕事ができるようにサポートしてくれるだろう」とスロトール。
「彼がいることは僕らにとって非常に重要なことだ。彼と働き続けることができるのは素晴らしいことだよ」

「僕がフェラーリのプログラムに参加することを決めたのが彼で、非常に若い時からずっとそばにいてくれた」
「彼はチームとドライバーの間で何が起きているのかを見極めるのが非常に得意なんだ。普段は何も言わないが、発言する際はとても良いことを言ってくれる」

 カナダ出身のストロールは、ウイリアムズで1997年にワールドチャンピオンに輝いた同郷出身のジャック・ビルヌーブのようになりたいと意気込んでいる。

「ビルヌーブの名前はカナダのモータースポーツでは偉大だ」
「ジルとジャックはどちらも素晴らしいドライバーで、特にジャックの足跡に続くことは素晴らしいことだ」

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