バーニー・エクレストンは毎年友人などに個人的に送るクリスマスカードに、その年のF1を風刺したイラストを使用しているが、2009年バージョンでは、F1界から去っていった人々に焦点を当てている。
今季でF1を去った元FIA会長マックス・モズレー、BMWザウバーのマリオ・タイセン、トヨタのジョン・ハウエットがヨットに乗って遠ざかっていき、残りのチームボスたちとモズレーの後任、ジャン・トッドが桟橋で見送っている。フラビオ・ブリアトーレはひとりで小さなボートに乗り、ロケット弾発射砲でモズレーに狙いをつけている。ヨットとボートの近くにはサメが泳いでいる。本人エクレストンは少し離れた監視員用の小屋から見ている。
2008年のクリスマスカードは、モズレーのセックススキャンダルがテーマだった。ピットウォールにチーム代表たちが並び、モズレーがムチでブリアトーレをたたいており、モニターにはストッキングとハイヒールを履いた女性の足が映っているという絵柄だった。
2007年のテーマはマクラーレンのスパイスキャンダルで、マクラーレンの当時のチームプリンシパル、ロン・デニスが、元チーフデザイナーのマイク・コフランから跳馬のマークが入ったプレゼントを受け取っているイラストだった。