F1バーレーンGPの予選はトヨタが初の1-2を獲得。ヤルノ・トゥルーリがポールポジション、ティモ・グロックが2番手となった。3番手はセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。ウイリアムズの中嶋一貴は12番手だった。
公式予選を迎えたバーレーン・インターナショナル・サーキットは朝のセッションからコンディションがさらに上昇しており、開始時刻となる午後2時(現地時間)時点で気温38度、路面温度は51度まで上がっている。天気は快晴。
Q1
まずは20分で争われるQ1。開始直後から続々とアタックが行われていく中、序盤はルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップに立ち、フェラーリ2台が2、3番手のポジションにつける。
しかし残り数分からはレッドブル、トヨタ、ブラウンGPの有力マシンが軒並みタイムを伸ばし、最終的にベッテルが1分32秒680でトップ。2番手トゥルーリ、3番手ハミルトン、4番手ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)も上位通過を果たした。中嶋一貴は8番手。
このセッションでは、トロロッソとフォース・インディアの4台とともにレッドブルのマーク・ウエーバーがまさかのQ1脱落となった。
Q2
5分のインターバルをおいて今度は15分間のQ2がスタートする。ここではベッテルが最初のアタックで自己のQ1トップタイムをさらに更新して首位に立つと、2度目のアタックは行わず、そのままQ1進出を果たしてしまう。
結果的に14台の争いとなった2度目のアタックでは、トヨタのグロックとトゥルーリがそれぞれ2、3番手に飛び込み、キミ・ライコネン(フェラーリ)が4番手につけた。
一方トップ10以下には、昨年のPPロバート・クビカ(BMWザウバー)を筆頭に、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)、ネルソン・ピケJr.(ルノー)が並び、中嶋一貴も12番手タイムでQ2通過はならなかった。
Q3
好調トヨタがブラウン2台とベッテルに挑むかたちとなった予選最後のQ3。ポールポジション争いは予想通り激しい展開を見せる。残り2分からの最終アタックがスタートするとジェンソン・バトン(ブラウンGP)がトップに立つが、続けてチェッカーを受けたグロックがトップタイムを更新する。対してベッテルはグロックにわずかに届かず、今度はトゥルーリがグロックを上回る1分33秒431をマークし、トヨタが初のフロントロウ独占を果たした。
バトンは4番手、以下ハミルトン、バリチェロ、フェルナンド・アロンソ(ルノー)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)となっている。
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バーレーンGP予選、トゥルーリがPP、トヨタが初のフロントロウを独占
