IZODインディカー・シリーズで2010年から3年連続シリーズ2位となっているチーム・ペンスキーのウィル・パワーは、オーバルレースでの結果を改善する方法に対し、チームもパワー自身もまだ確信を掴めていないと語っている。
毎年最終戦までチャンピオンを争うパワー。今季もポイントリーダーとして最終戦フォンタナに挑むも、序盤でクラッシュを喫し、3年連続シリーズ2位という結果でシーズンを終えた。
ロード・ストリートコースでは、圧倒的な強さを発揮し通算14勝を挙げているパワーは、オーバルでは1勝しか挙げれず、チャンピオンシップにおいて最大の弱点と考えているようだ。
「オーバルでのより一貫とした結果を得られるような強さの秘密を教えてあげれればいいんだけどね。振り返ってみると、いくつかのレースで多くのポイントを残してしまった。オフシーズン中も改善できるように集中していかなければいけない」とパワー。
シーズン開幕からチーム・ペンスキーは、パワーの3連勝を含む4連勝を飾り、今季はパワーがシリーズを最後までリードしていくと予想された。しかし、パワーはその予想が間違いだったと語る。
「我々は、ドライバーが本当に夢に見るような素晴らしいスタートをきることができた。でもこの好スタートは、ほとんど呪いのようなものだったんだ。多くの人々が好スタートを切ったことでチャンピオンシップを獲ったかのように思っただろうね。これはチームやドライバーのクオリティにはアンフェア―なんだ。シーズンは長く、何でも起こることがあるとみんなに伝えたさ」
「最終戦で起こったことが、シリーズやチームにとって本当に素晴らしいシーズンだったことを曇らせないことは重要だ。この後、数カ月の仕事が2013年のチャンピオンシップの準備なるはずだね。最後に、ライアン・ハンター-レイにお祝いを言いたい。彼は、チャンピオンに値するドライバーだよ」とコメントしている。