4日、HRT F1チーム(ヒスパニア・レーシングF1チーム)は、インド人ドライバーのカルン・チャンドックを2010年のレースドライバーに起用することを正式に発表した。
この日、スペインのムルシアで開かれるチームの新車発表会を前に、チャンドックがブルーノ・セナのチームメイトとして正式にチームに加わることが明らかにされた。
チームプリンシパルのコレスは、「ムルシアのアイデンティティーをまとった我々のマシンをこの地で発表することができ、大変うれしく思う」と発表を前にコメントしている。
「チャンドックとの契約で、我々のファーストシーズンに向けてのドライバーラインナップもこれで確定した」
「GP2でのカルンのパフォーマンスには強い感銘を受けた。インドは偉大な国であり、このスポーツにおいてインド人のドライバーを持つことは非常に大きなことだ」
「ムルシアは我々チームのルーツとなる。チームの名前を登録するため多くの時間に追われてしまったが、今は2010年シーズンを力強いパフォーマンスのもと前進していけると強く信じている」
「我々は今、共に働き、共に学びながらチームとして成長していかなければならない」とコレスは語った。
HRTは先月、ホセ・ラモン・カラバンテがカンポスからチームを取得、新たな体制の下でプロジェクトをスタートさせた。そのカラバンテは、「私の祖国に初めてスペインのF1チームを迎えられることを非常に誇りに思う」と語っている。
チャンドックがHRTに決まったことで2010年のF1は12チーム、24人のドライバー枠が全て埋まったことになる。