AT&Tウィリアムズは15日、ルーベンス・バリチェロが2011年もチームに残留することを正式に発表した。また、セカンドドライバーについては年内までに決定するとしており、これでニコ・ヒュルケンベルグの離脱も正式なものとなった。
今季、ウイリアムズで18年目のシーズンを戦ったバリチェロは、10度の入賞を果たしてチームが挙げた69ポイントのうちの47ポイントを稼ぐ活躍で、コンストラクターズランキングの6位獲得に大きな貢献を果たした。
一方でチームはヒュルケンベルグとの来季契約を結ばないことも正式に確認している。ヒュルケンベルグは今季まだ記憶に新しいブラジルGPのポールポジションをはじめ、7度の入賞で22ポイントを獲得。特にブラジルでの8位4ポイントはフォース・インディアとの争いにおいてチームを6位に押し上げるという貴重な役割を果たした。
チームを率いるサー・フランク・ウイリアムズは「まずはじめに、今年チームのためにハードな働きを見せてくれたニコに感謝の言葉を述べたい」とコメント。
「F3とGP2でタイトルを獲得した彼のF1デビューシーズンをサポートできたことを誇りに思っている。ウイリアムズは長年にわたり新しい才能を起用してきた。今後ニコがさらなる飛躍を果たせることを確信しており、我々も成長した彼と再び共に働けることを望んでいる」
またフランクは、「ルーベンスが技術的な専門知識、経験、および情熱をもたらすことを知っていたので、彼を今年チームに迎え入れた。彼は今シーズン我々が望むすべてのものをもたらしてくれた。彼が2011年も再び我々のためにドライブしてくれることを嬉しく思っている」