ラリー・ポルトガルでセバスチャン・ローブが開幕4連勝を挙げた後、ミッコ・ヒルボネンは、WRCのタイトル争いはまだ終わったわけではないと語った。
シーズンの3分の1が終了した今、BPフォード・アブダビのヒルボネンは、ポイントリーダーのローブに10ポイントの差をつけられている。
ラリー・ポルトガルの初日、トラブルなく安定した走りを行ったヒルボネンはトップに立った。その結果、ヒルボネンはデイ2に路面の掃除役となり、ローブに次ぐ2位に順位を落とした。走行順から考えて、最終日にローブをとらえられると考えていたヒルボネンだが、ローブはSS14、SS15とベストタイムをマーク、彼のマシンの立てた土埃によって、背後のヒルボネンは遅れをとり、結局は優勝争いにチャレンジすることができずに終わった。
「今日の午前中は、ものすごくダスティーだった」とヒルボネン。
「朝スタートする時には、優勝も可能だと思っていたけれど、冷たい大気に埃がとどまって、オープニングステージが終わった後、こういうコンディションではローブをつかまえることはできないと分かった。ここでは勝ちたかったが、それは実現できなかった。僕に可能な最大限の結果は2位だったと思う。多くのドライバーがノーポイントで終わっているので、8ポイント取れてよかった」
ヒルボネンは、毎回ローブをとらえることができず、悔しい気持ちが募っているが、まだ選手権争いを諦めてはいないと語った。
「またローブが優勝することになって悔しい。でもまだタイトルを諦めてはいないよ。まだシーズンの3分の1を消化したに過ぎない。毎回勝とうと思ってラリーに臨んでいるし、彼がいなければそれはできていただろう。マシンはここでは素晴らしく、ラリーをとても楽しむことができた。昨日はトップで道路を掃除しなければならなかったから厳しかったけれどね」
ラリー/WRC ニュース
ヒルボネン「まだタイトルを諦めてはいない」
