マルシャのドライバーでありフェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバー、ジュール・ビアンキが、来年フェラーリが自分を選ぶかどうかは分からないが、もしチャンスをもらえれば嬉しいと語った。
ビアンキは昨年フォース・インディアでサードドライバーを務めた後、今シーズン開幕間近になってマルシャと契約、F1デビューを果たした。
マルシャで十分なテストができないままF1デビューを迎えたビアンキだが、開幕戦から好結果を出し、チームをはじめとして周囲の称賛を集めている。
マルシャのチームプリンシパル、ジョン・ブースは、来年もぜひビアンキを走らせたいと述べている。
フェラーリ・ドライバー・アカデミーのボス、ルカ・バルディセッリは、シーズン前半戦を振り返り、ビアンキはうまくF1に適応し成長していると、高く評価する発言を行った。
フェラーリとフェリペ・マッサの現在の契約は今季末までとなっており、シートが空く可能性もある。
「フェラーリがどういうプランを持っているのか知らない」とビアンキがNice-Matin紙に対して語ったとCrash.netが伝えた。
「チームが僕に目を向けてくれるとすれば、マラネロに行く準備が整っていると彼らが考えているということだ。どうなるかみてみよう」
「この冬にも加入するよう声をかけられるかもしれないよ。そしたらもちろんノーとは言わない。声をかけられなければ、もう1年マルシャで過ごすか、他のチームに移って、もっと経験を積む。その選択肢も悪くはない」
「シーズンが終わった後にさまざまな可能性について分析する。マルシャが僕にグランプリデビューのチャンスをくれたということは忘れていない。来年このチームに残るとすれば、誠意を持って働くよ。僕に言えるのはそれだけだ」