ビルヌーブ・レーシングとしてF1参戦を目指しているジャック・ビルヌーブは、近く行われるFIAへのプレゼンテーションを前に自らのチャレンジを“誇りに思う”と語った。
2011年F1の13番目となるチームの選考が大詰めを迎えている。FIAは来週水曜日に3候補によるプレゼンテーションを実施し、その後、1チームに対し来季からの参戦枠を与える予定だ。
これに名乗りを上げているのは、エプシロン・エウスカディとゾラン・ステファノビッチ率いるステファンGP、そしてデュランゴとのタッグで“ビルヌーブ・レーシング”を結成した元ワールドチャンピオンのジャック・ビルヌーブと言われている。
1997年にミハエル・シューマッハーを破りドライバーズチャンピオンに輝いたビルヌーブは、チームとしての新たなチャレンジを誇りに感じているようだ。最近、彼のプロジェクトの詳細がメディアにリークされたことに不快感を示したジャックだが、重要なプレゼンを前にベストは尽くしたと自信を浮かべている。
「本当に誇りに思っている」と39歳のビルヌーブはコメントしている。「他の候補がどんな提示をするのか、我々のアプローチがどのように評価されるかは分からないが、FIAの要求に従いすべてをこなしたつもりだ。手抜きなどないし、すべては教科書通りだ。我々のパートナーも完璧な仕事をしてくれた」
「実際、どれだけの人々が書類を出しているのかもわからないし、ましてや彼らの正体が誰なのか、どれだけ真剣なのかも分からない。FIAもプロジェクトを満たす計画がなければ13番目のチームを認める公約などしていないしね」
「我々が選ばれたときにこそストレスは始まるんだ。2011年に競争力を持つことが難しいのは知っているが、我々もわずか1年だけのチームを作ろうとしているわけじゃないんだ」