ネルソン・ピケおよびピケJrは、2008年シンガポールGPでのクラッシュゲートに関し、ルノーF1チームに対して名誉毀損の訴えを起こしていたが、これが認められ、ルノーF1チームはふたりに対して謝罪を行った。
ピケJrは2009年シーズン途中でにルノーF1チームから解雇された後、2008年シンガポールGPでチーム上層部から、チームメイトのフェルナンド・アロンソを助けるために故意にクラッシュするよう指示されたと告発した。
最初チームはこれを否定、ピケ親子は嘘を言っており、チーム上層部を脅迫しようとしていると主張する声明を発表した。
その後、FIAは当時のボス、フラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズがクラッシュを指示したと判断、ふたりに対してF1から追放する処分を行った。しかし後にふたりはこれに関してフランスの法廷に異議を申し立てて処分の無効を勝ち取っている。
ピケ親子は、ルノーF1チームの最初の声明に腹を立て、訴訟を起こした。高等法院においてそれに関する公聴会が行われ、7日、チームはふたりに対して誤った主張を行ったとの裁定が下されたと、F1公式サイトが伝えている。チームはこれを受け入れ、損害賠償金および訴訟費用を負担すると共に、謝罪を行った。
ルノーは以下のような声明を発表した。
「以前、FIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)の前でそうしたように、また、2009年9月21日の裁定においてWMSCが認めたように、チームは、ネルソン・ピケJrが行った申し立ては誤りではなかったことを認める。また、ピケJr氏および彼の父親はチームを脅迫するためにこういった主張を作り上げたわけではないことも認める」
「したがって、プレスリリースに含まれる重大な主張は全く真実ではなく、事実無根のものであり、我々はこれを全面的に取り下げる。この結果生じた苦痛と困難に関し、ピケJr氏および父親に対し、いさぎよく謝罪したい」
「誠意ある謝罪と後悔のしるしとして、我々は名誉毀損の損害賠償として相当な額を彼らに支払うとともに訴訟費用も負担することに同意し、今後一切この主張を繰り返さないことを約束した」
