FIA会長マックス・モズレーは、調査の結果ネルソン・ピケJrが真実を語っていることがわかった場合、彼は処罰されないと述べた。
ピケは、2008年のシンガポールGPで、チームの指示で故意にクラッシュし、チームメイトのフェルナンド・アロンソの優勝に貢献したとFIA に対して申し立てている。FIAは調査を行った後に、世界モータースポーツ評議会の臨時会合を行うことを決定、ルノーを召集した。ルノーチームは11日に声明を発表し、ピケ親子に対する訴訟手続きを開始したことを明らかにした。これに対しピケは声明を発表、自分は真実を言っており、何も恐れてはいないと主張している。
モズレーは、ピケがもし真実を語っているなら処罰は免れるが、ルノーは有罪であると証明されたわけではなく、今の時点では潔白と見なされると話した。
「もし我々に真実を語れば、彼個人に対して訴えを起こすことはないと、彼は言われている」とモズレーはモンツァにおいてロイターに対してコメントしている。
「今のところ、我々は一方の側からの話しか聞いていない状況だ。我々は全力で調査しており、ルノー側からの話を聞く機会を待っている」
「両当事者の話を聞いて初めて、結論を出すことが可能になる。有罪が証明されるまでは、その人物は潔白と見なすのが普通だ。我々は現在そういう立場をとっている」