ピレリは、イギリスGPで使用するタイヤコンパウンドを最終決定するにあたり、特定のチームの意見だけに配慮するようなことはなく、ピットストップの回数を考えながらできるだけ多くのチームの意見に沿って決定を下すと述べた。フェラーリは、ハードタイヤが選択されれば自分たちは苦労するだろうと述べている。

 ヨーロッパGPではフェルナンド・アロンソがレッドブル勢の間に割って入り、2位を獲得した。バレンシアでのタイヤはミディアムとソフトだったが、フェラーリは今年、ハードコンパウンドで非常に苦労しており、イギリスGPにハードが持ち込まれることをチームは懸念している。

 5月の段階ではピレリは、イギリスにはハードとソフトを持ち込むと述べていた。
 ピレリはタイヤ選択はひとつのチームだけでなく全員にとって最もいいものを選ぶと述べている。

 ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、次のように語った。
「(タイヤ選択は)本当に難しい問題だ。我々はいいレースが行われるようにしなければならない。同時に、ピットストップの回数が多くなりすぎることは避けたい。シルバーストンはかなり暑くなる可能性があり、暑いなか、速さとアグレッシブさを実現するのは大変難しいことだ」
「気温が低い場合は、あまり硬いコンパウンドにしたくない。最初はスライドし、グレイニングができるからね。今分析しているところだ。バレンシアのデータを見て、月曜夜か遅くても火曜午前中に決断を下す必要がある」

「チームによって意見が違う。彼らにアドバイスを求めたが、当然、特定のチームに有利なことも、逆に不利なこともしたくはない。すべてのチームのことを考えなければならない」

「どのチームにも不利にならないようにしたいというのが一番の問題だ。バルセロナを見て、ハードタイヤはダウンフォースが高いところに有利に働くという意見が出ている。そのためハードタイヤの戦略が特定のチームに不利にならないよう慎重にいかなければならない。同時に、5回もピットストップが行われるような状況にはしたくない。いいバランスを見つけなければならないのだ」

「3回ストップが好ましいが、我々がどのような決定を下しても、シルバーストンでは4回ストップになりそうだ」
「3回か4回ならチームの要求すべてをどうバランスさせるかをミックスさせた状態になる。すべてのチームの要求を分析し、チームの大部分にとって何がベストかに基づいて判断する」

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