ピレリは、セパンの路面がウエットからドライに変わるまでの間、フルウエットタイヤでギリギリまで走り続けるようなギャンブルはすべきでないと、ドライバーたちに警告した。
マレーシアGPの決勝レースでは雨が重要な役割をはたす可能性がある。これに対し、ピレリのモータースポーツディレクターであるポール・ヘンベリーは、路面が乾き始めたときはすぐに浅溝のインターミディエイトタイヤに履き替えるのが望ましいと述べた。
以前、日本のブリヂストンがタイヤサプライヤーを務めていた時代、ドライバーは路面が乾き始めてもウエットタイヤで走り続けることがしばしばあり、これによってドライタイヤに交換する前の余分なピットストップを避けようとしていた。
しかしヘンベリーは、「フルウエットから直接スリックタイヤへの交換は可能ではない」と述べ、「フルウエットタイヤは完全に雨用のタイヤで、路面が乾き始めればすぐにブリスターが発生するだろう」とコメント。
「フルウエットでドライの路面を走るべきではない」と彼は警告を発している。
このヘンベリーのコメントは、先週末にペドロ・デ・ラ・ロサの手により行われたイスタンブールでのテストを受けてのもので、3日間のうちの2日はウエットコンディションだった。