ピレリのソフト・タイヤ、予選をスリリングなものに
クアラルンプール、2011年4月9日
路面温度は44度まで上がり、24人のF1ドライバーとピレリのPZeroタイヤはマレーシアの過酷な予選セッションに臨みました。このマレーシアGPはF1世界選手権の第2戦目であり、シーズン中で最も暑く湿度の高いレースのひとつです。レッドブルとマクラーレンの緊迫した戦いは最後の最後まで続きましたが、オーストラリアGP勝者のセバスチャン・ベッテルが1分34秒870のタイムで2位のルイス・ハミルトンに0.1秒差でポールポジションを獲得しました。ベッテルのタイムはピレリのソフト・タイヤで記録されたもので、ポールタイム1分33秒840だった2006年以降で最速となるタイムでした。
予選の最後までコンディションはドライのままで、ほとんどのドライバーがまずはハード・タイヤで走り始めました。Q1の最後には2台のフェラーリがソフト・タイヤに履き替え、1位・2位のタイムを記録。最終的なQ1の上位6台のうち、マクラーレンの2台以外は全てソフト・タイヤを使用しましたが、レッドブルもQ1はハード・タイヤだけで戦い抜きました。ソフト・タイヤはハード・タイヤよりも1周あたり1秒以上速いタイムを記録できることが分かっており、Q2ではソフト・タイヤによる争いになりました。マクラーレンのジェンソン・バトンとハミルトンがQ2の終了直前に1位・2位のタイムを記録し、レッドブルとマクラーレンの戦いは最後に行なわれる10分間のQ3でもソフト・タイヤによって続きました。セッション残り時間が3分を切るまでにコースインしたのはその4台のみで、残りの6台はソフト・タイヤでの1度きりのアタックに備えてピットガレージで戦況を見守りました。
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「間違いなくマレーシアはシーズン中でも最も過酷な予選セッションのひとつでしょう。コンディションは最後までドライのままでしたから、外的要因に邪魔されることなくタイヤの純粋なパフォーマンスを確かめることができました。マレーシアで雨が降らないことなど想像もできませんが、明日もそうなるでしょう。明日の降水確率は90%だと聞いていますが、そうはいっても私はイギリス人ですから明日は晴れるものと思っています…。ソフト・タイヤとハード・タイヤでは1周あたり1.2秒の差がありました。予選においても、その差によって戦略が大きく変わることになりました。予選の最後の瞬間までスリリングな展開になったのは、そのためです。今日の結果から判断するならば、明日のレースもまた戦略が鍵を握る非常にエキサイティングなものになるはずです」
