テストで見られたこと:
・一日目の新型ミディアムタイヤと新型ハードタイヤの比較走行において、ラップ当りの性能差は、0.4~0.5秒。グリップの向上と摩耗率の低下も見られた。これは、特にリアタイヤに顕著であった。
・最多ラップを走行したのは、キミ・ライコネン。最初の2日間で、ソフト、ミディアム、ハードを使用して192周を走行。これは、ほぼグランプリ3回分に相当。
・ほとんどのチームがショートランでテストを開始。その後、開発プログラムを拡張し、ロングランと初のレースシミュレーションを試した。
・4日間それぞれのトップタイムは、いずれも昨年のヘレスでのベンチマークである、ウィリアムズのルーベンス・バリチェロによる1分19秒832を上回った。
テストで見られた数値:
ヘレスに持ち込まれたタイヤ総数:294セット(1176本)
・ソフトタイヤ:71セット
・ミディアムタイヤ:105セット
・ハードタイヤ:43セット
・インターミディエイトタイヤ:38セット
・フルウェットタイヤ:37セット
使用タイヤ総数:181セット
・ソフトタイヤ:57セット
・ミディアムタイヤ:91セット
・ハードタイヤ:33セット
・インターミディエイトタイヤ:0セット
・フルウェットタイヤ:0セット
最長走行
・ハードタイヤ:26周
・ミディアムタイヤ:27周
・ソフトタイヤ:20周
4日間を通じた最高/最低気温
20℃/-2℃
4日間を通じた最高/最低路面温度
26℃/0℃
タイヤサマリー(トップ3タイムと使用タイヤ):
Day 1
1. ライコネン 1分19秒670 ミディアム
2. ディ・レスタ 1分19秒772 ミディアム
3. ロズベルグ 1分20秒219 ソフト
Day 2
1. シューマッハ 1分18秒561 ハード
2. ウェバー 1分19秒184 ソフト
3. リカルド 1分19秒587 ソフト
Day 3
1. ロズベルグ 1分17秒631 ソフト
2. ライコネン 1分18秒419 ミディアム
3. ベッテル 1分19秒297 ソフト
Day 4
1. アロンソ 1分18秒877 ソフト
2. ベルニュ 1分19秒597 ソフト
3. ベッテル 1分19秒606 ミディアム
タイヤは全て新品を使用