アメリカのUSAトゥデイやインディアナポリス・スター、SPEEDtv.comをはじめとした有力ニュースは6日、IZODインディカー・シリーズのタイヤサプライヤーであるファイアストンがシリーズから撤退するのではないかと報じている。
ブリヂストン・アメリカのブランドであるファイアストンは、1911年に初めてインディ500を戦うなどアメリカの伝統的なタイヤブランドで、1995年にブリヂストンのテクノロジーの下ファイアストンがCARTに復活してからは、IRL/CARTの分裂後も両シリーズにタイヤを供給するなど、グッドイヤー撤退後アメリカのオープンホイール・レーシングを支え続けてきた。
IZODインディカー・シリーズのCEOを務めるブライアン・バーンハートはUSAトゥデイに対し、2011年いっぱいで契約が切れるファイアストンの関係に対し、「本当に心配している」とコメント。ファイアストンの担当者がバーンハートに対し「戻ってくるなら我々は自発的に戻ってきたい」と語ったという。
これらの報道に対し、ファイアストンは声明を発表した。声明の内容は以下の通り。
「ファイアストンブランドとインディカー・シリーズ、インディアナポリス・モータースピードウェイとの契約は2011年のレースシーズンまで契約されている。ブリヂストン・アメリカの経営陣は、我々のブランドの成功に専念している」と2011年のインディカー・シリーズへのタイヤ供給を宣言。
「我々はブランドのメッセージを伝えるために最も効果的であろうすべてのプログラムを絶えずチェックしている」
「我々とインディカー・シリーズ/インディアナポリス・モータースピードウェイとの契約の内容が機密の中にあるならば、我々は今後のモータースポーツサプライヤーとしての推測やコメントを用意する立場にはない」