アブダビGPの決勝レースが間もなく現地時間14日午後5時(日本時間22時)にスタートを迎える。4人のタイトル候補者が挑む最終戦、果たして誰がチャンピオンの栄冠を手にするのか?
決勝を迎えた日曜日の現地ヤス・マリーナ・サーキットは土曜に引き続き晴れ。夕方午後5時のスタートを前に、パドックでは各チームのドライバー、マシン、スタッフがガレージ前に整列し、記念撮影などを行っている。
前戦ブラジルでコンストラクターズタイトルを獲得し、今回のアブダビでも両ドライバーがドライバーズチャンピオンを懸けて戦うレッドブルは、オーナーのディートリッヒ・マテシッツもサーキットに駆けつけた。
また、土曜日にはロータス代表のトニー・フェルナンデスとヴァージン会長のリチャード・ブランソンがピット前で“例のコスプレ対決”の健闘を再度誓いっ合っている。
エアアジアを所有するフェルナンデスとヴァージン・アトランティックを持つブランソンは開幕前に、今シーズンのチャンピオンシップで負けた方が、相手の所有する航空会社の飛行機で、フライトアテンダントの制服を着て乗務するという取り決めを交わしている。
この対決は ブランソンが新チームの発表会で持ちかけたものだが、現段階では両チームとも無得点ながらフィニッシュ順位の差でロータスが10位につけており、ヴァージンはHRTの下、12位とやや劣勢に立たされている。
注目のタイトル争いでは、ランキング3位のセバスチャン・ベッテルがポールからスタート、24ポイント差の4位につけるルイス・ハミルトンが2番手、ポイントリーダーのフェルナンド・アロンソは3番手からのスタートで、マーク・ウエーバーは最も後方グリッドの3列目5番手スタートとなっている。
アロンソは史上最年少3冠、ベッテルは史上最年少王者、ウエーバーは初戴冠、ハミルトンは2度目の栄光を目指す。決勝はもう間もなくのスタートだ。