移籍先が注目されているジェイムズ・アリソンが、フェラーリと契約交渉を行っていると、英AUTOSPORTが伝えている。
先日8日にロータスを離脱することが正式発表されたアリソンは、ライバルチームのフェラーリやマクラーレン、メルセデスなどへの移籍が噂されている。
そうしたなか、英AUTOSPORTは、アリソンとフェラーリが契約交渉を進めていると報じ、仮に契約がまとまったとすれば、アリソンは2000年から5年間を過ごした古巣フェラーリに復帰することになると伝えた。
アリソンにどのようなポジションがオファーされているかは定かではないが、現在フェラーリのテクニカルディレクターを務めるパット・フライに近いポジションに就く可能性は十分に考えられるだろう。
だが、両者の契約は今も合意に至っていないと考えられており、最終的な条件の一致が見られなければ、契約が破談になる可能性もわずかながら残されているようだ。
8日、フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモロは、アリソン加入を問われると次のように答えている。
「そのような事実は承知していないし、それは否定しなければならない」
しかしながらモンテゼモロは、アリソンの状況に関して次のようにもコメント。
「なにかあればお伝えするが、噂についてコメントするつもりはない」
F1界で高い評価を受けるアリソンを巡っては、マクラーレンとウイリアムズも実際に獲得へ動いたとされている。マクラーレンは、パディ・ロウのメルセデス移籍の発覚後にアプローチし、ウイリアムズも上級職での加入をオファーしたようだがいずれも断られてしまったようだ。