2012年からスタートするFIA F3ヨーロッパ選手権のチャンピオンに、フェラーリF1のテスト走行の機会が与えられることになった。
FIAは、近年ヨーロッパの各F3選手権でエントリー台数が減少していることから、F3ヨーロッパ選手権を今シーズンから復活させることを決めている。これに伴って、昨年から始まった「F3インターナショナル・トロフィー」は廃止、新たなシリーズは主にユーロF3のラウンドを中心に全10戦で開催される。
フェラーリは、この選手権のチャンピオンにF1マシンのテスト走行の機会を与えられることに決めた。フェラーリは過去3年に渡ってイタリアF3選手権の成績上位者にF1マシンをテストする機会を与えており、昨年はチャンピオンのセルジオ・カンパーナ(イタリア)に加え、トップルーキーのマイケル・ルイス(カナダ)のふたりに2009年型フェラーリF60によるテスト走行機会を与えている。
このテストで使用されるのは、2012年型のF2012になるのか、もしくは2年落ちのマシンになるのかは現時点で明らかになっていない。またFIAは、このテストに加えて、F2マシンによる2日間のテスト走行も与える予定にしている。