今季低迷しているフェラーリは、テクニカル部門の再編成を行うなか、他チームから空力スタッフを引き抜こうとしていると伝えられている。
フェラーリのチーム再編成において、アルド・コスタがテクニカルディレクターのポジションから退いた。フェラーリは、テクニカル部門の新体制を発表、シャシー担当ディレクターにパット・フライ、プロダクション部門の責任者にコラド・ランツォーネがそれぞれ就き、エンジンおよびエレクトロニクス部門の責任者はこれまでどおりルカ・マルモリーニが務めることを明らかにしている。
Autosprintの報道としてF1SAが報じたところによると、フェラーリは、現在エアロ部門の責任者も務めるニコラス・トンバジスをマシンデザインに完全に集中させたいと考えているという。
フェラーリは空力分野が弱点であることを認識しており、以前チームで空力部門を率いていたジョン・イリーを呼び戻すことを検討していると伝えられている。イリーは、2009年のフェラーリ不振の後にチームを離脱、昨年マクラーレンに移籍した。
また、フェラーリはフォース・インディアの空力部門のあるメンバーと契約したといううわさもささやかれている。