ウイリアムズのテクニカルディレクター、サム・マイケルは、フォーミュラワン・チームズ・アソシエーションの会合でKERSの復活について話し合われ、フェラーリとルノーが他のチームにリーズナブルな価格でKERSを供給するという提案を行ったと明かした。KERSを再導入するかどうかは来週末までに決定される見込みだという。
「フェラーリとルノーは、100万ユーロ未満でKERSを供給するという提案を行った」とマイケルは、FOTAの会合の後、ロイターに対してコメントしている。
「この提案は受け入れられた。しかしフェラーリもルノーも、KERSの効果を高めるために、エネルギーレベルを現在の400キロジュールから600、あるいは800キロジュールに増やさなければ、現時点では実際にKERSを供給することはできないと言っている」
「バルセロナまでには、FOTA幹部は2011年のKERSに関する決定を行う予定だ。現在のところは意見が割れている。ルノーは参戦チームであれば希望すればどこにでも供給する予定で、フェラーリはフェラーリエンジンを使用するカスタマーを対象に供給する」
ウイリアムズは、ウイリアムズ・ハイブリッド・パワー社における所有株式を40%から78%に増やしており、KERSが再導入される場合には自身のシステムを開発するものとみられる。