母国グランプリ連覇を狙うシャルル・ルクレール(フェラーリ)にとって、抜けないモナコ・モンテカルロでの予選ポールポジション獲得は絶対条件だった。しかしルクレールはQ3でランド・ノリス(マクラーレン)に0.109秒差及ばず、2番手に終わった。
「僅差だったぞ。2番手だ」と、担当エンジニアのブライアン・ボッツィが健闘を讃えても、ルクレールは悔しさを露わにした。
ルクレール「ノー!!」
ボッツィ「素晴らしいラップだったじゃないか」
ルクレール「最初のアタックでトラフィックさえなかったら……」
予選後に行われるトップ3ドライバーの記念撮影の際、マクラーレンのノリスとオスカー・ピアストリはカメラに向けて笑顔を見せても、ルクレールの硬い表情が解けることはなかった。