フェラーリF1マシンについているバーコードがマールボロのサブリミナル広告であるとの見方が浮上し、医師らが調査を要求している。
現在タバコ広告はEU法によって禁止されているが、フェラーリは今もフィリップ・モリスのマールボロブランドと契約を結び、“スクーデリア・フェラーリ・マールボロ”としてF1に参戦している。
欧州公衆衛生委員のスポークスパーソンが、フェラーリのマシンおよびドライバースーツに付されているバーコードは、マールボロのパッケージを連想させるためにデザインされており、そうであればタバコ広告法に違反すると示唆、スペインとイギリスの政府に対し、これについて解明するよう求めた。
「バーコードはマールボロ・タバコのパッケージ下半分のように見える」と英国内科医師会特別委員であり、タバコ諮問グループ理事のジョン・ブリトンは、ザ・タイムズ紙に対してコメントしている。
「私はこれを見た時、がくぜんとした。限界の行為だ。過去4年にバーコードがどのように使用されてきたかを考えると、これは卑怯なブランディング行為に思える」
フェラーリは、このバーコードは広告などではないとして、以下のようなコメントを発表している。
「バーコードはマシンのカラーリングの一部だ。サブリミナル広告の類ではない」