4月25日にフェリペ・マッサが30歳の誕生日を迎えた。フェラーリのメンバーたちが彼に贈ったメッセージには、祝福と共に、チーム復活への意気込みも込められていた。
今季フェラーリのマシンはいいパフォーマンスを発揮できず、レッドブルおよびマクラーレンとの優勝争いに絡めずにいる。チームは問題解決には時間を要すると認めており、挽回が遅くなればタイトル争いで上位に追いつくのがより一層難しい状況になりそうだ。
しかしマッサに対するメッセージにおいて、フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモロ、チーム代表のステファノ・ドメニカリ、チームメイトのフェルナンド・アロンソは、それぞれ挽回への意気込みを語った。
「誕生日を素晴らしい家族と共に楽しんでほしい」とディ・モンテゼモロ。
「これからの数週間は我々のチャンピオンシップのチャンスにとって重要な時期になるだろう」
ドメニカリは、マッサにとって最もいい誕生日プレセントは優れたマシンであり、それを用意したいと述べた。
「プレゼント? マラネロで我々全員が全力で息もつかずに働いている。つまりどういうことか分かるだろ?」
アロンソは、いずれ問題が解決しマシンがよくなるはずであり、そのときにはチームのために優勝を狙って走ろうと、マッサに対してメッセージを送っている。
「僕はフェラーリで君と組むことができて嬉しいんだよ」とアロンソ。
「僕らはいいコンビだと思うんだ。互いを尊重し合い、個人よりチームの利益が重要であると理解しつつ、協力し合ってうまく働いている」
「じきに上位を争う力のあるマシンが用意されると期待している。そしたら僕らの出番だ。優勝を狙って戦おう」