チームオーダー疑惑に関してFIAから10万ドルの罰金を科せられたフェラーリは、この決定に対して上訴しないことを明らかにした。
日曜のレースでフェラーリは、現在のF1で禁止されているチームオーダーを発令したとして、FIAから10万ドルの罰金を科せられた。さらにこの件は世界モータースポーツ評議会へと委ねられ、フェラーリは更なる制裁を受ける可能性を含んでいる。
しかしこの疑惑についてフェラーリは一貫して否定の態度を崩しておらず、問題となっているフェリペ・マッサへの無線は単に状況をマッサに提供しただけだとコメントしている。
だがチーム代表のステファノ・ドメニカリは、この疑惑をクロと判断した今回のスチュワードの決定に上訴しないという方針を明らかにした。彼はそれよりもレッドブルを打ち負かしたチームを称賛したいと語っている。
「何よりも最初に、今回素晴らしい結果を残したチームにお祝いを言いたいと思う」とドメニカリ。「私たちは、すでにここ最近の数レースでマシンのパフォーマンスレベルを向上させており、最終的に今日はそれらの報酬を得ることができたのだ」
「我々はこのスポーツに対する今回のスチュワードの判断に対し、不服を申し立てることなく上訴する手順も執り行わないことを決めた。世界モータースポーツ評議会はこの事実を正しく、総合的に評価してくれると確信している」