フェラーリは、ロータス同様、すでに2012年型F1マシンのためにライドハイト調整システムを開発しており、システムの合法性についてFIAからの最終承認を待っている段階であることがわかった。
今週、ロータスがブレーキング時にライドハイトを最適なレベルに維持し、空力パフォーマンスおよび安定性を向上させるシステムを開発したことが明らかになった。このシステムはメカニカルなもので、ブレーキトルクによって作動する。
FIAは昨年初めにロータスのこのシステムを承認したとみられ、ライバルチームも同様のシステムを開発することになりそうだ。
しかし、フェラーリの信用できる筋によると、同チームはすでに2012年型マシン用に独自のライドハイト調整システムの開発を行っており、レギュレーション違反を避けるためにFIAにそのプランを提出しているということだ。
正式な承認はまだ与えられていないものの、最初のプレシーズンテストでマシンに装着できるよう、その前には決定が下されるものとみられる。
フェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリは、チームのメディアイベントWrooomにおいて、水曜、この種のシステムについてFIAとチーム側がやりとりしていることを認めている。
「今話題に上がっているのは、ブレーキング時の安定性に、より大きな効果をもたらすものだ」とドメニカリ。
「このシステムについては、FIAとチーム側との間でいくつか書面が行き交っていると理解している」
「この種のデバイスが許可されるのかどうか、最終的な確認を待っているところだ。もちろん、この手のデバイスがパフォーマンス向上につながるのかどうか調べているが、FIAからの回答を待つ」