フェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリは、チームはF14 Tに速さがないことで誰かの責任を追及するのではなく、パワーユニットとマシンに関して多数存在する改善すべき点に集中して取り組まなければならないと語った。
開幕戦オーストラリアGPでフェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンは、予選でも決勝でも上位で戦うことができなかった。アロンソは5番グリッドから4位、ライコネンは11番グリッドから7位でフィニッシュしている。
チームは今季マシンに競争力がないことの責任が誰にあるかを考えている時間などなく、マシンの改善に集中する必要があると、ドメニカリは述べた。
「スタッフ全員が、お前のせいだの自分のせいだのと言うことなく、自分の仕事に取り組み、やるべきことに集中するだけだ」とドメニカリ。
「チーム全員が団結して対策にあたる必要がある。エンジニアやスタッフ全員に、私はそう求めた」
オーストラリアGPでアロンソはフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグをオーバーテイクできず、彼の後ろで長い時間を費やした。これに関し、フェラーリはパワーユニットに問題があると認めたドメニカリだが、それ以外の分野にも問題点は多数あるとも述べている。
「改善すべきエリアのひとつがパワーユニットだ」とドメニカリは語った。
「パワーが上がれば、フルスロットルで走る時間が短くなり、その結果、燃費の面で大きなメリットが得られる」
「だが、たくさんのことを改善する必要があるから、パワーユニットだけに集中するつもりはない。マシンにも改善すべき点があるのだ」