フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロが、フェラーリチームの技術陣営に対し、問題があるのであれば早急に解決しなければならないとプレッシャーをかけた。チームはシャシーを大幅にモディファイしているとの報道もある。
ジュネーブ・モーターショーでF12ベルリネッタの公開に立ち会ったディ・モンテゼモロが、不調と伝えられる今季フェラーリF1マシンについてコメントしたと、F1ジャーナリストのジェイムズ・アレンが自身のブログに記している。
「(フェルナンド・)アロンソと話したところ、マシンには多くのポジティブな面があるが、そのポテンシャルを解き放つには時間がかかるということだった」とディ・モンテゼモロ。
「まだマシンを完全に理解できてはおらず、我々のポジションがどのあたりなのかはメルボルンに行ってみないと分からない」
「我々に関してなされている予想が間違っていることを願う。しかし真実なのであれば、なぜこうなったのか理解する必要がある。軌道修正は早急に行われなければならず、それにはどれだけ時間がかかるのかを理解したい」
アレンによると、Gazzetta dello Sportのベテラン技術ジャーナリスト、ジョルジョ・ピオラは、フェラーリはシャシーを大幅にモディファイしており、これによって新たなクラッシュテストが必要になる可能性があると伝えているということだ。マシンは今週末にはメルボルンに送り出さなければならず、作業は時間との戦いになる。
フェラーリのシャシーテクニカルディレクター、パット・フライは、開幕前テストをすべて終えた後、今の状態ではメルボルンで表彰台を狙うのは無理だと述べていた。
F12ベルリネッタ 公式映像