ニューマシン、F10を発表したフェラーリは午後にフェリペ・マッサによりシェイクダウンを行う予定だったが、天候の影響で走行は中止となった。しかしながら、マッサはマシンの出来は心配していないと言い、むしろ重要なのはレースウイークを通じた戦略だと語っている。

 1月28日午前にマラネロで新マシン発表を行ったフェラーリ。午後にはマッサのドライブでF10のお披露目走行をスケジュールしていたが、コンディションが不十分として中止にし、代りにマッサとメディアによる懇談を行い、マッサは来るべきシーズンについて心境を語った。

 ハンガリーGPで恐ろしいアクシデントに見舞われたマッサだったが、事故直後には考えられないほどにまで復活した。そしてフェラーリが日数をかけて開発したF10に期待を寄せている。
「2009年にはたくさんのことがありすぎた。その結果としてマシンの開発には苦労した。しかし今ここにあるのは、何カ月ものハードワークの末に完成したクルマだ。初っぱなからコンペティティブであると期待している」とマッサ。

「2010年に関しては早い時期から検討を始めていた。エアロダイナミクス以外にも、エンジンやタンクなど多くのモディファイを実施してきた。10年のルールを考慮すると全部が重要なんだ。どの要素をとっても10分の1秒単位の差が出てくる」
「(レースの)週末は軽めの燃料を搭載し戦い始めるが、決勝にはゴールまでの燃料を積んで走らないといけない。そして、1、2位への得点の変更といった要素もある。すべての変更を念頭に入れて、細心の注意を払って戦略を導き出さないといけない。自分が考えるには、クルマのドライビングに関してはすぐにコンペティティブな状態にあるのだと思う」とマッサは走りそのものよりも、決勝フィニッシュまでの戦い方が重要だと語る。

「フェラーリに新しいドライバーが加入すると、大きな期待が寄せられる。そして、そのゴールはチームとしてうまく機能することなんだ。僕には強力なチームメイトがいるが、チームメイトが誰だろうと、僕は常にしっかりと仕事をこなし、多くを身に付け、戦い、勝つことも幾度となくしてきた」
 マッサはこう言い、新たにフェルナンド・アロンソが加入しようともミハエル・シューマッハー、キミ・ライコネンと組んでいたときと同様に戦うとコメントしている。

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